東北学院幼稚園

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セルビアからの贈り物 −東日本大震災支援の一環として−

2011年07月07日

千羽鶴で繋がったセルビアのお友達を想って
千羽鶴で繋がったセルビアのお友達を想って
  2011年5月19日(月)に、在セルビア日本大使館より、「よい子の妖精」という絵本9冊とセルビアの子ども達の描いた絵7枚、そして千羽の折り鶴が届きました。
 「よい子の妖精」という絵本は、子どもについて書かれた詩が26編載せられております。イラストは全てスベトザール・マルコビッチ小学校の生徒さん達が描いたものです。この絵本は年長組3クラスで合同礼拝した際にきれいな絵を見ながら、セルビアの皆さんの温かい支援に感謝の祈りを捧げました。
 7枚の絵は、パブレ・サビッチ小学校の生徒さん達によるものです。千羽の折り鶴は、ナーシェ・デーテ幼稚園の園児さん達によって折られたものです。遠いセルビアの祈りが園児の心にも届くように、幼稚園の窓辺につり下げさせていただきました。
 園児たちにとって、このような支援をうけていることを実際に目にし、感じることは、この震災を通して与えられた国際理解の大切な機会となりました。
 今回のセルビアからの尊い贈り物は、1995年に東北学院高校を卒業されたTG会OBで、セルビア在住で、セルビア大学の庄司学氏が窓口となって実現したものです。庄司学氏が、セルビアの子どもたちの善意を日本の子どもたちへ送り届けたいと願い、仙台市市民局文化スポーツ部長 武田均氏にご相談なされたとのことです。武田均氏も東北学院大学法学部出身ともにTG会OBという関係から、是非とも出身校の東北学院幼稚園の子ども達へということで実現いたしました。

(仮訳)日本の友達へ

私達は、日本のこと、日本の文化・伝統、そしてメンタリティーについて勉強してきました。そして、あなた達の偉大さ、辛抱強さ、そして敗戦から復興し、先進国の仲間入りした歴史に驚き、感動しました。
  私達セルビア人は、あなた方の勇気、規則正しさ、団結心及び冷静さに敬意を表するとともに、同時に、あなた方日本人が、私たちセルビア人が苦しかったときにセルビアを助けてくれたことを忘れておりません。
 今、あなた方が直面している理不尽な困難に対し、私たちは可能な限り、あなた方を助けたいと希望します。

ミリエボ市パブレ・サビッチ小学校の生徒より


贈られた絵本「よい子の妖精」

セルビアの子どもたちの描いた絵

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